11月2日(木)
「シバ」Live at 芦別ディラン
11月の声を聞き、にわかに冬支度を始めた北の大地は、午后五時ともなるとくらくなって
しまう・・・。私の良いようにとらせてもらえば、これから起こるであろうエキサイティン
グな夜の気が早い勇み足の様ともとれた。
2年前にそれも芦別で行われた「ミュージック・ハ−ベスト」に行った時の事を思い出す。
直前に、今は無き”西岡恭蔵”さんのライブをサブリナの小さなステージで感動と共に
味わって何日も経っていなかったのに、贅沢にもそこで「シバ」に出会った。
それこそサブリナとジャンキーに出会う前は、ミーハー一色だった私だが、彼を始めて見て
私は素直に「カッコイイ・・・」と思った。年期の入った黒褐色のギターの5フレットあた
りにカポをはめてマイクに向かって唄う彼を見て、憧れを抱かざるを得なかった。
それから、何度チャンスを逃したかわからないが、やっと又会える日がやってきたのさ。
ちょっと遅れてディランに到着すると既にステージは始まっていた。奥さんの話では
まだ4曲目位だったのでまだ救われた。やっぱりシバだ!やっと会えた!
一杯目のビールをあおりながら、何故だか笑いが止まらない・・・。だってシバなんだもん
肩にブルースハープをかけて手には黒褐色の年期が入ったギターが激しく弾かれる。
女の唄・国道20号線・港町・そしてロックグラス・・・。
言葉の泉は止まる事を知らないようだ。次々に私達へ唄を通して語りかけて来る。
返す言葉を探すうちに「バイバイブルース」が始まった。私はこの唄が一番好きだ。
シバは元来フォークシンガーと言われてきて本人もそこにこだわって(?)いたが、シバが
唄う「バイバイブルース」はとにかくカッコイイのだ。それが聴けただけでもライブの
チャージは安いもんだと私は思える・・・。途中、ライブには興味のない常連さんが入って
きたが場を白けさせた事は否めないが、それもライブハウスであると共に日常の営業も
前提として店が有る訳で改めて考えるとサブリナにしてもそうだったが何事にも言えるが
続けることは大変な努力と協力が必要になる。自分だけで物事すべてこなしていると思って
も実は目に見えない陰に隠れた協力が有る事を忘れてはいけない・・・。
ライブハウスには素敵なステージを展開する”イカシタ ミュージシャン”とが支えあって
始めて店が盛り上がる。アマチュアのイベントも別な意味で有意義な物だが、私の個人的
な観点から一言申すなら・・・これからも唄で酔わせてくれるライブを見ていきたい。
最後に、芦別のディランの紹介を載せますのでそちらも合わせて御覧下さい。
ライブの満足度 ★★★★★ お酒が旨い度 ★★★★★ (ばばっち)
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